itp製M5スタイラスはキーエンス製XMシリーズやWMシリーズなどのハンディプローブでも使用することができます。針スタイラスの他にもボールスタイラスやエクステンション等のパーツが使用できます。
ツァイス仕様M5製品はベース部の外径がφ11mm、レニショー仕様・ミツトヨ仕様の一部は外径がφ10mmとなっていますが同じM5並目ネジですので使用できます。
【針スタイラス IHM503011061 について】
「針スタイラス」とは超硬やスチールの軸先端が針状に尖っているスタイラスです。元々はプレス板金などで針先をけがき線などにあわせて曲面上の一点の座標を読み取るといった、さほど要求精度の高くない測定で使われていたものです。
理論上は針先を直径ゼロの点として扱いますが、実際には測定物表面を傷つけないため微小な平面にしてあったり、この製品のように微小なRで丸めてあったりします。
ボールスタイラスと違い、先端は球面として使用できるものではありません。ハンディプローブの場合、測定物表面に対してなるべく鉛直に当てないと出力される点が接触点とかけ離れてしまいますのでラフな測定に限られます。また精度保証されているのは長さ(全長61mm)と軸部分の直角度(取付面に対し公差φ0.1)程度ですので検査成績書といったものはありません。詳細についてこちらの資料をご覧下さい。
※スタイラスの検査成績書についてはこちらのQ&Aもご覧ください