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itpのスタイラスは高精度・高品質な先端球を使用しています!

ルビー(赤色)もセラミック(乳白色)も組成は同じアルミナ(Al2O3)で、 ともに十分な硬度を持っています。

しかしアルミニウムと化学的に反応してしまう「凝着磨耗」を起こすため、 アルミニウム製ワークのスキャニング測定には適さない場合があります。

シリコンニトライド(窒化珪素、黒色)は表面を非常に滑らかにでき、またアルミニウムと反応しないため アルミニウム製ワークのスキャニング測定に適しています。しかし鋳鉄製ワークのスキャニング測定では 短時間で磨耗してしまう場合があります。

ジルコニア(白色)は非常に破壊靱性が高く欠けにくいため鋳鉄製ワークのスキャニング測定に 適しています。

先端球の材質について ※2009年6月改訂しました

* ISO3290-2002, AFBMA3290, DIN5401-11 の球に関する規格による

ルビー球 セラミック球 シリコンニトライド
(窒化珪素)球
ジルコニア球
材質 合成ルビー
単結晶
Al2O3
酸化アルミニウム
多結晶
>99,9 Al2O3
シリコンニトライド
多結晶
SI3N4
ジルコニア
多結晶
ZrO2
形状誤差1 0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
直径誤差 0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
0,08μm -
0,13μm
表面粗さ Ra 0,007μm -
0,008μm
0,007μm -
0,008μm
0,004μm -
0,005μm
0,007μm -
0,008μm
ビッカース硬度2 2400 2100 1600 1200
密度 3,99 g/cm3 3,85 g/cm3 3,20 g/cm3 6,05 g/cm3
熱膨張係数 5,4•10-6K-1 8,0•10-6K-1 2.9•10-6K-1 10,5•10-6K-1
圧縮強度
(MPa)
2100 3800 3000 2000
曲げ強度
(MPa)
400 470 >1000 700 - 1100
破壊靱性3
(MN/m3/2)
1 4 >6,5 10

1 グレードは ISO3290、AFBMA3290、DIN5401のG3からG5に相当(項目による)
2 超硬合金のビッカース高度は1700(下の表)
3 「破壊靱性」は脆さ、欠けやすさの目安として粘り強さの度合いを表したもの

シャフト / エクステンションの材質について
  材質 硬度 密度
チタン 3,7035 グレード2 150(ブリネル硬度) 4,5 g/cm3
ステンレススチール 1,4305 300(ビッカース硬度) 7,95 g/cm3
超硬合金
(タングステンカーバイド)
DK 120 1700(ビッカース硬度) 15,0 g/cm3
セラミック Alsint 99,7 9(モース硬度) 3,85 g/cm3
カーボンファイバー4 曲げ強度 > 450 GPa 、 熱膨張係数 -0,4 x 10-61/K

4 サーモフィットカーボンはカーボン繊維を特殊な方法で巻き固めたもので、剛性が高く温度特性も良い

スタイラスの各部寸法について
DK 先端球直径 ※直径0.7mmから30.0mmまでのボールは穴あけされ、差し込み式で
接着されています。直径0.5mm、0.6mmの穴あけはオプションで選択可です。
DS1/DS シャフト直径 シャフト材質 - 超硬合金 / 超硬合金中空パイプ
- セラミック
- ステンレススチール
- カーボンファイバー
- チタンチューブ
DG ベース部直径 ※ネジ径により
異なります
M2 = 3 mm
M3 = 4 mm
M4 = 7 mm
M5 = 10 mm (レニショー、ミツトヨ仕様)
M5 = 11 mm (ツァイス、東京精密仕様)
M5 = 12 mm (ライツ仕様)
M6 = 16 mm
ML1/ML 測定長さ ※シャフトの根元から先端球の先端までの長さです。メーカーによっては
球中心までの長さで表示されています。
L 全長 ※ベース部取り付け面から先端球の先端までの長さです。メーカーによっては
球中心までの長さで表示されています。